御恨おんうらみ)” の例文
切害仕り候にいさゝか相違無之これなく恐入おそれいりたてまつり候之に依て如何樣の御仕置に仰付られ候とも御領主樣ごりやうしゆさまへ對し御恨おんうらみは少も御座なく候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何卒なにとぞこれまでの思出には、たとひ命ある内こそ如何いかやうの御恨おんうらみは受け候とも、今はのきはには御前様おんまへさま御膝おんひざの上にて心安く息引取いきひきとくと存候へども、それはかなはぬ罪深き身に候上は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)