トップ
>
御命
>
おいのち
ふりがな文庫
“
御命
(
おいのち
)” の例文
殿
(
との
)
、
今
(
いま
)
もし
此處
(
こゝ
)
におはしまして、
例
(
れい
)
の
辱
(
かたじ
)
けなき
御詞
(
おことば
)
の
數々
(
かず/\
)
、さては
恨
(
うら
)
みに
憎
(
にく
)
みのそひて
御聲
(
おんこゑ
)
あらく、さては
勿躰
(
もつたい
)
なき
御命
(
おいのち
)
いまを
限
(
かぎ
)
りとの
給
(
たま
)
ふとも、
我
(
わ
)
れは
此眼
(
このめ
)
の
動
(
うご
)
かんものか、
此胸
(
このむね
)
の
騷
(
さわ
)
がんものか
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今もし
此処
(
こゝ
)
におはしまして、
例
(
れい
)
の
辱
(
かたじ
)
けなき
御詞
(
おことば
)
の数々、さては恨みに憎くみのそひて
御声
(
おんこゑ
)
あらく、さては
勿躰
(
もつたい
)
なき
御命
(
おいのち
)
いまを限りとの給ふとも、我れはこの
眼
(
め
)
の動かん物か、この胸の騒がんものか。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“御命”で始まる語句
御命令
御命講
御命日
御命之件諒承侯也