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後脳
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こうのう
ふりがな文庫
“
後脳
(
こうのう
)” の例文
旧字:
後腦
そうして頭上遙かの空から、ほのかにさして来る星の光、それが
後脳
(
こうのう
)
を輪取っている。「すてられた松明!」とつぶやいた。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
落ちかけた時調子の取りようが悪かったので、棒が倒れるように深いみぞにころげこんだ。そのため
後脳
(
こうのう
)
をひどく打ち
肋骨
(
ろっこつ
)
を折って親父は
悶絶
(
もんぜつ
)
した。
窮死
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
和尚はすこし首を
屈
(
かが
)
めて夫人の唇を己の
頬
(
ほお
)
に受けようとした。と、李張の手にした矢が飛んでその
前額
(
ぜんがく
)
から
後脳
(
こうのう
)
にかけて
貫
(
つらぬ
)
いた。夫人の倒れた上に血に
染
(
そ
)
んだ
和尚
(
おしょう
)
の体が重なった。
悪僧
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
娘の
後脳
(
こうのう
)
を膝の上にのせて、一人の男が坐っていた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
脳
常用漢字
小6
部首:⾁
11画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世