“後脳”のいろいろな読み方と例文
旧字:後腦
読み方割合
こうのう80.0%
うなじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして頭上遙かの空から、ほのかにさして来る星の光、それが後脳こうのうを輪取っている。「すてられた松明!」とつぶやいた。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
落ちかけた時調子の取りようが悪かったので、棒が倒れるように深いみぞにころげこんだ。そのため後脳こうのうをひどく打ち肋骨ろっこつを折って親父は悶絶もんぜつした。
窮死 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
何んだか私は恍惚うっとりとして、彼女の胸の上へ後脳うなじを当て何時迄も黙って居りました。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)