“後塵”の読み方と例文
読み方割合
こうじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「堀川君。海軍の礼式じゃね、高位高官のものほどあとにさがるんだから、君はとうてい藤田さんの後塵こうじんなどは拝せないですよ。」
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
二百余名の甲府勤番がそれで納まるか知らん、駒井を頭にいただいて唯々諾々いいだくだくとその後塵こうじんを拝して納まっているか知らん。
大江山は今や決死的覚悟をめた。このままでは、これから先、彼の後塵こうじんばかりをおがんでいなければならないだろう。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)