トップ
>
往還
>
ゆきかえ
ふりがな文庫
“
往還
(
ゆきかえ
)” の例文
「はて、あの大路は、つい先ほども幾たびとなく、師の房を探すために
往還
(
ゆきかえ
)
りしたが、なにも、さような気配はなかった」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女房 お国でたとえは
煩
(
むず
)
かしい。……おお、五十三次と承ります、東海道を
十度
(
とたび
)
ずつ、三百度、
往還
(
ゆきかえ
)
りを繰返して、三千度いたしますほどでございましょう。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
相撲
(
すもう
)
さんの舟に
無銭
(
ただ
)
で乗せてもらって
往還
(
ゆきかえ
)
りして
彼処
(
あすこ
)
で釣ったのだよ。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「ほんとにそうだ。……奥州から何百里、年々の
往還
(
ゆきかえ
)
りも生命がけだ。同じ生命がけなら、でッかい事を
目企
(
もくろ
)
め」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“往還”の意味
《名詞》
行き帰り。往復。往来。
往来する道。街道。
(出典:Wiktionary)
“往還(
脇往還
)”の解説
脇往還(わきおうかん)は、江戸時代の五街道以外の主要な街道をいう。
(出典:Wikipedia)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
還
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“往”で始まる語句
往
往来
往々
往來
往時
往生
往昔
往復
往古
往反