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形跡
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あと
ふりがな文庫
“
形跡
(
あと
)” の例文
翌朝になると
早速
(
さっそく
)
裏木戸や
所々
(
ところどころ
)
と人の入った様な
形跡
(
あと
)
を尋ねてみたが、
何
(
いず
)
れも皆固く
閉
(
とざ
)
されていたのでその
迹方
(
あとかた
)
もない、彼自ら実は少し薄気味悪くなり出したが
暗夜の白髪
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
脳天の中央に、
鉄槌
(
かなづち
)
様の鈍器で叩き破られた穴がポコンと
開
(
あ
)
いて、真黒な血の
紐
(
ひも
)
がユラユラとブラ下がっていた。何等の苦悶の
形跡
(
あと
)
も無い即死と見えた……という簡単な死に方だ。
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そのほか大
卓子
(
テーブル
)
の上には、茶を飲んだ
形跡
(
あと
)
もなければ、物を喰べた
痕跡
(
なごり
)
もない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“形跡”の意味
《名詞》
形 跡(けいせき)
何か物事が行われたり、存在した跡。跡形(あとかた)。
(出典:Wiktionary)
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“形”で始まる語句
形
形相
形見
形状
形骸
形容
形代
形成
形式
形態