“当所”のいろいろな読み方と例文
旧字:當所
読み方割合
あてど80.0%
あてどころ10.0%
こちら10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房かないの里方が日本に無いのを忘れない村井氏は、ちよい/\夫人を連れて、あちこちと旅をする。そして何処どこ当所あてどもない折には、日光へく事にめてゐる。
それにつれなきは方様かたさま其後そののち何の便たよりもなく、手紙出そうにも当所あてどころ分らず、まさかに親子おいづるかけて順礼にも出られねばう事は夢にばか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
早く往って様子を見て来いと申し付けられ、吉原へ往って見ますと、焼跡のみで分りませんから、段々聞きましたれば、当所こちらへお立退きに成ったということを承わりましたから