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弾力
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だんりょく
ふりがな文庫
“
弾力
(
だんりょく
)” の例文
すうすうと、安らかな
鼾
(
いびき
)
をかいている。そして、
弾力
(
だんりょく
)
のある小さい唇の間から、白い歯が、ちらりと
覗
(
のぞ
)
いていた。
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かくのごとき人の心には余裕がある。すなわち
生木
(
なまき
)
のようなる
弾力
(
だんりょく
)
があって、世の
変遷
(
へんせん
)
とともに進む能力を保留している。「
老木
(
ろうぼく
)
は
曲
(
まが
)
らぬ」とは
邪道
(
じゃどう
)
に迷わぬの意より弾力なきを笑うの言である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
精
(
せい
)
いッぱいな
弾力
(
だんりょく
)
を
交換
(
こうかん
)
して、ふたりはうしろへよろけあった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その後を単調な
弾力
(
だんりょく
)
のない波の音ひびく。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
適当な
摩擦
(
まさつ
)
をもっていて、
弾力
(
だんりょく
)
も頃あい、そして丈夫なことにかけては、巨人やブルトーザがのっても平気で、きめられたスピードで走るのです。さあ、私たちもあれにのりましょう。
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「隊長。天蓋も写真にうつしてきました。そばへいってみると、大したものですよ。丈夫で、
弾力
(
だんりょく
)
があって、厚いんです。あれにむかっていっても、小さな
蠅
(
はえ
)
が
蜘蛛
(
くも
)
の
巣
(
す
)
にひっかかるようなものです」
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“弾力”の意味
《名詞》
弾力(だんりょく)
物質が外から受ける変形に対抗して復元しようとする力。
柔軟性。
(出典:Wiktionary)
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“弾力”で始まる語句
弾力性