張紘ちょうこう)” の例文
「重臣の張紘ちょうこう、先頃から病中にありましたが、今朝、息をひきとるにあたり、遺言の一書を、わが君へと、したため終って果てました」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに侍立する文武官の顔ぶれを見れば、左の列には張昭ちょうしょう顧雍こよう張紘ちょうこう歩隲ほしつ諸葛瑾しょかつきん虞翻ぐほん陳武ちんぶ丁奉ていほうなどの文官。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「野に隠れている二人の賢人さ。ひとりは張昭ちょうしょうといい、ひとりは張紘ちょうこうという。だから江東の二張とも称ばれている」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、同日のひる過ぎ、またもや、張昭ちょうしょう顧雍こよう張紘ちょうこう歩隲ほしつなどの非戦派が、打ち揃ってここへ訪れ
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち孫権を討虜将軍とうりょしょうぐん会稽かいけいの太守に封じ、また張紘ちょうこうには、会稽の都尉を与えて帰らせた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、自身、前線へ立って、一もみに、突破しようとしたが、張紘ちょうこうにたしなめられた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の臣、張紘ちょうこうは、いくたびか都へ上り、舟航して、呉と往来していた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と提議したが、折ふし都へ来ていた侍御史じぎょし張紘ちょうこうがそれを諫めて
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その張昭と周瑜しゅうゆを使いとして、もう一名の張紘ちょうこうをも説かせた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長史張紘ちょうこうは、よい時と考えて
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)