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弟宇迦斯
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おとうかし
ふりがな文庫
“
弟宇迦斯
(
おとうかし
)” の例文
この宇陀には、
兄宇迦斯
(
えうかし
)
、
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
というきょうだいの
荒
(
あら
)
くれ者がおりました。命はその二人のところへ
八咫烏
(
やたがらす
)
を使いにお出しになって
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ここに
控
(
ひ
)
き出して斬り
散
(
はふ
)
りき。かれ
其地
(
そこ
)
を宇陀の血原
七
といふ。然してその
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
が獻れる
大饗
(
おほみあへ
)
をば、悉にその
御軍
(
みいくさ
)
に賜ひき。この時、御歌よみしたまひしく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
命は
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
が
献上
(
けんじょう
)
したごちそうを、けらい一同におくだしになって、お祝いの大
宴会
(
えんかい
)
をお開きになりました。命はそのとき
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
かれここに宇陀に、
兄宇迦斯
(
えうかし
)
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
一
と二人あり。かれまづ八咫烏を遣はして、二人に問はしめたまはく、「今、天つ神の御子
幸
(
い
)
でませり。
汝
(
いまし
)
たち仕へまつらむや」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
軍
(
いくさ
)
を聚めしかども、軍をえ聚めざりしかば、仕へまつらむと
欺陽
(
いつは
)
りて、大殿を作りて、その
殿内
(
とのぬち
)
に
押機
(
おし
)
を作りて待つ時に、
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
まづまゐ向へて、
拜
(
をろが
)
みてまをさく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
すると弟の
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
が、こっそりと
命
(
みこと
)
のところへ出て来まして、命を
伏
(
ふ
)
し拝みながら
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
弟
常用漢字
小2
部首:⼸
7画
宇
常用漢字
小6
部首:⼧
6画
迦
漢検準1級
部首:⾡
9画
斯
漢検準1級
部首:⽄
12画