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床盃
ふりがな文庫
“床盃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とこさかずき
66.7%
とこさかづき
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とこさかずき
(逆引き)
これから夜になると夫婦で商いをしますと、多助の
家
(
うち
)
へ嫁が来て、これ/\と云うから、嫁を見ながら方々から買いに来ます。これから商いをしまって
愈々
(
いよ/\
)
床盃
(
とこさかずき
)
と相成ります。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから博士夫妻の
介添
(
かいぞえ
)
で、
床盃
(
とこさかずき
)
の式が済んで二人きりになると、最前から
憂鬱
(
ゆううつ
)
な顔をし続けていた澄夫は、無雑作に………………、………………………………………………………………………。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
床盃(とこさかずき)の例文をもっと
(2作品)
見る
とこさかづき
(逆引き)
この日よ、この
夕
(
ゆふべ
)
よ、
更
(
ふ
)
けて
床盃
(
とこさかづき
)
のその
期
(
ご
)
に
迨
(
およ
)
びても、
怪
(
あやし
)
むべし、宮は決して富山唯継を
夫
(
つま
)
と定めたる心は起らざるにぞありける、
止
(
ただ
)
この人を
夫
(
つま
)
と定めざるべからざる我身なるを忘れざりしかど。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
床盃(とこさかづき)の例文をもっと
(1作品)
見る
“床盃”の解説
床盃、または、床杯(とこさかずき)は、新婚夫婦が結婚初夜に寝所で盃を交わす日本の風習。近世ころの文献に見える。
最もプライベートな空間で行なわれることであり、守るべき礼式、作法は示されていない。
祝言のなかで、三三九度の盃事、親子盃、総盃が終わり、本膳に及ぶとき、夫婦は閨に赴く。まず小盃を夫から開き、妻に指盃する。媒酌人が受け取って妻に盃を運ぶ。次に中盃、次に大盃とかえて前と同じくする。のち媒酌人は席を立ち退き、部屋侍女は夫婦を寝に就かせる。
(出典:Wikipedia)
床
常用漢字
中学
部首:⼴
7画
盃
漢検準1級
部首:⽫
9画
“床”で始まる語句
床
床几
床屋
床板
床下
床柱
床脇
床上
床几場
床店
“床盃”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
三遊亭円朝
夢野久作