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床盃
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とこさかづき
ふりがな文庫
“
床盃
(
とこさかづき
)” の例文
この日よ、この
夕
(
ゆふべ
)
よ、
更
(
ふ
)
けて
床盃
(
とこさかづき
)
のその
期
(
ご
)
に
迨
(
およ
)
びても、
怪
(
あやし
)
むべし、宮は決して富山唯継を
夫
(
つま
)
と定めたる心は起らざるにぞありける、
止
(
ただ
)
この人を
夫
(
つま
)
と定めざるべからざる我身なるを忘れざりしかど。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“床盃”の解説
床盃、または、床杯(とこさかずき)は、新婚夫婦が結婚初夜に寝所で盃を交わす日本の風習。近世ころの文献に見える。
最もプライベートな空間で行なわれることであり、守るべき礼式、作法は示されていない。
祝言のなかで、三三九度の盃事、親子盃、総盃が終わり、本膳に及ぶとき、夫婦は閨に赴く。まず小盃を夫から開き、妻に指盃する。媒酌人が受け取って妻に盃を運ぶ。次に中盃、次に大盃とかえて前と同じくする。のち媒酌人は席を立ち退き、部屋侍女は夫婦を寝に就かせる。
(出典:Wikipedia)
床
常用漢字
中学
部首:⼴
7画
盃
漢検準1級
部首:⽫
9画
“床”で始まる語句
床
床几
床屋
床板
床下
床柱
床脇
床上
床几場
床店