“幾冊”の読み方と例文
読み方割合
いくさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをきくと、しょうちゃんは、だまっていましたが、本箱ほんばこなかから、幾冊いくさつかの雑誌ざっししてきて、おきくのまえいて
おきくと弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
学者たちは、皇帝の都と、御殿と、お庭とについて、幾冊いくさつも幾冊も、本を書きました。もちろん、ナイチンゲールのことを、忘れるようなことはありません。
つくゑの上に書物は幾冊いくさつかさねてある。杉板すぎいたの本箱も置かれてある。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)