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幸福者
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しあわせもの
ふりがな文庫
“
幸福者
(
しあわせもの
)” の例文
彼
(
かれ
)
は、まったくの
幸福者
(
しあわせもの
)
となったのであります。ある
日
(
ひ
)
、
帳場
(
ちょうば
)
にすわって、
兄
(
あに
)
は、
煙草
(
たばこ
)
をふかしながら、
外
(
そと
)
の
往来
(
おうらい
)
をぼんやりとながめていました。
くわの怒った話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「熊野三山の別当職、定遍僧都にお眼にかかろうと、夜をかけて行くわしら二人に、逢ったお前さんは
幸福者
(
しあわせもの
)
さ」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それを今、あのお嬢様と比べて見れば、自分の方が確かに
幸福者
(
しあわせもの
)
であると言われて、なるほどそうかと思わねばならないことほど
無惨
(
むざん
)
に感じたのであります。
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
...
貰
(
もら
)
うのだから僕は
幸福者
(
しあわせもの
)
さ」雇婆「お仕合せですとも。あのお嬢さんがいらしったら大事にしてお
進
(
あ
)
げなさいまし。粗末にすると
罰
(
ばち
)
が当ります」主人「大事にするとも
真綿
(
まわた
)
へくるんで桐の箱へ
蔵
(
しま
)
っておこう」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「世間の人達は反対にこの国で一番
幸福者
(
しあわせもの
)
がこの
私
(
わし
)
じゃなどと云っている」
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
福
常用漢字
小3
部首:⽰
13画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“幸福”で始まる語句
幸福
幸福人
幸福児
幸福な白痴