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平骨
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ひらぼね
ふりがな文庫
“
平骨
(
ひらぼね
)” の例文
朱雀綾小路
(
すざくあやのこうじ
)
の
辻
(
つじ
)
で、じみな紺の
水干
(
すいかん
)
に
揉烏帽子
(
もみえぼし
)
をかけた、
二十
(
はたち
)
ばかりの、醜い、片目の侍が、
平骨
(
ひらぼね
)
の扇を上げて、通りかかりの老婆を呼びとめた。——
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこが年の
往
(
い
)
かんから
直
(
す
)
ぐに立上りましたが、
黒出
(
くろで
)
の黄八丈の小袖にお
納戸献上
(
なんどけんじょう
)
の帯の解け掛りましたのを前へ
挟
(
はさ
)
みながら、十三間
平骨
(
ひらぼね
)
の扇を持って善之進は水司のいる部屋へ通ります。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
紳士は
衣袋
(
かくし
)
の間から一本
平骨
(
ひらぼね
)
の扇子を抜出して、胸の辺りを、さやさや。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“平”で始まる語句
平
平常
平生
平素
平和
平坦
平伏
平地
平日
平家