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平潟
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ひらがた
ふりがな文庫
“
平潟
(
ひらがた
)” の例文
夫人には
二人
(
ふたり
)
の幼児と下女を
一人
(
ひとり
)
連れさせて、かねて彼が後援もし危急を救ったこともある
平潟
(
ひらがた
)
の知人のもとをたよって行けと教えた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
連日
(
れんじつ
)
の
風雨
(
ふうう
)
でとまった東北線が開通したと聞いて、明治四十三年九月七日の朝、
上野
(
うえの
)
から海岸線の汽車に乗った。三時過ぎ
関本
(
せきもと
)
駅で下り、車で
平潟
(
ひらがた
)
へ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
日の暮に
平潟
(
ひらがた
)
の宿に歸つた。湯はぬるく、便所はむさく、魚は
鮮
(
あたら
)
しいが料理がまづくて腥く、水を飮まうとすれば
潟臭
(
かたくさ
)
く、
加之
(
しかも
)
夥しい蚊が眞黒にたかる。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
三時過ぎ關本驛で下り、車で
平潟
(
ひらがた
)
へ。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“平潟”の解説
平潟(ひらかた)は、常陸国(茨城県)の北東部(平潟町)に位置する、太平洋に面した港町。陸奥国(福島県)との境に近い。現在の北茨城市にある。また近くには、岡倉天心らが滞在したことでも有名な五浦海岸がある。
古くから港町として栄え、現在も漁港にアンコウなどの水揚げがあるほか、旅館・民宿も多くある。どぶ汁と呼ばれるあんこう鍋が郷土料理として名物となっている。
(出典:Wikipedia)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
潟
常用漢字
小4
部首:⽔
15画
“平”で始まる語句
平
平常
平生
平素
平和
平坦
平伏
平地
平日
平家