平侍ひらざむらい)” の例文
人いちばいの低い、足軽五十人がしらでしかない一個の平侍ひらざむらいが、ぺたと、平伏しているに過ぎなかった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日蔭者の身で平侍ひらざむらい足軽あしがるどもを相手に腕を腐らせていたのみで、退くとも進むはずはあるまいが、さりとて世間並みの剣客や師範に劣ろうとは思わない、ここの先生はどれほどの人か知らん
そのほかは旗本から平侍ひらざむらいや足軽までを合わせても、千人には足りなかった。しかもおびただしい数は、簾中以下上﨟じょうろうたちの塗駕ぬりかご輿こしや、被衣姿かずきすがた徒歩かち、駒の背などの傷々いたいたしいものの数であった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
加藤九郎次、たぶん徳川家の一平侍ひらざむらいにすぎないものであろう。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)