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干城
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かんじょう
ふりがな文庫
“
干城
(
かんじょう
)” の例文
なぜならば、その
干城
(
かんじょう
)
の大事を知って、浅井長政も、
逸
(
いち
)
はやく、
鎌刃城
(
かまはじょう
)
にいた樋口三郎兵衛を、長亭軒の城のほうへ移して守らせているからである。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こちらから千人、それに洋服を着せて
団袋
(
だんぶくろ
)
をはかせてみると、見かけはこの通り堂々たる国家の
干城
(
かんじょう
)
、これを称して六尺豊かの兵隊さんとは誰が
洒落
(
しゃれ
)
た。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
今天下の士君子、もっぱら
世事
(
せいじ
)
に
鞅掌
(
おうしょう
)
し、
干城
(
かんじょう
)
の
業
(
わざ
)
を事とするも、あるいは止むをえざるに出ずるといえども、おのずからその所長所好なからざるをえず。
中元祝酒の記
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「国家の
干城
(
かんじょう
)
たる軍人」が悪いのか、母と
妹
(
いもと
)
とが悪いのか、今更いうべき問題でもないが、ただ一の動かすべからざる事実あり
曰
(
いわ
)
く、娘を持ちし親々は、それが華族でも、
富豪
(
ふうごう
)
でも、官吏でも
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“干城”の意味
《名詞》
国を守る武士や軍人。
(出典:Wiktionary)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
“干”で始まる語句
干
干乾
干戈
干潟
干物
干支
干瓢
干渉
干魚
干上