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常詰
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じょうづめ
ふりがな文庫
“
常詰
(
じょうづめ
)” の例文
江戸の
常詰
(
じょうづめ
)
をのぞくと、約二百何十名かの頭数が、今朝の総登城の
布令
(
ふれ
)
に驚いて、
眸
(
ひとみ
)
に不安な光をたたえ、本丸へ詰合っていたわけである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「かいもく手懸りがねえんですよ。災難なのはわれわれで、夜も日も番屋に
常詰
(
じょうづめ
)
で、ここんとこ街の灯も見ておりませんやね」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
城戸の
常詰
(
じょうづめ
)
は十人ていどだし、新田方の者は三十人近かった。——当然、彼らの捜査と、それを
阻
(
はば
)
める者とのたたかいは、すでに城戸内へ移っていたのだ。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……思うてもみい、両六波羅には
常詰
(
じょうづめ
)
の武士二千は欠くまい。長門、筑紫の探題の兵も、いざといわば、いつでも京へ馳せのぼせよう。関八州の兵はいわずもがなよ。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見るとそれは、夕刻、今井二
官
(
かん
)
と少し話して帰った、山屋敷
常詰
(
じょうづめ
)
の
同心
(
どうしん
)
河合
(
かあい
)
伝
(
でん
)
八。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ここに
常詰
(
じょうづめ
)
となっている与力同心たちの双肩にかかる重大責任です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『江戸
常詰
(
じょうづめ
)
の家中村松
喜兵衛
(
きへえ
)
、
同苗
(
どうみょう
)
三太夫』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“常詰”の意味
《名詞》
常に詰めていること。また、その人。
(出典:Wiktionary)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“常”で始まる語句
常
常陸
常磐木
常世
常磐津
常夏
常套
常磐
常談
常闇