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帰趣
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きしゅ
ふりがな文庫
“
帰趣
(
きしゅ
)” の例文
しかし僕はもうずっと先きの方まで読んでいますが、この脚本の全体の
帰趣
(
きしゅ
)
というようなものには、どうも同情が出来ないのです。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そうしてこの
帰趣
(
きしゅ
)
なくしては、工藝の美は花を開かないであろう。「多」に活きることに、工藝の全き存在があるのである。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
意気の
俊邁
(
しゅんまい
)
なるに至っては、
互
(
たがい
)
に
相
(
あい
)
遜
(
ゆず
)
らずと
雖
(
いえど
)
も、
正学先生
(
せいがくせんせい
)
の詩は
竟
(
つい
)
に是れ正学先生の詩にして、其の
帰趣
(
きしゅ
)
を考うるに、
毎
(
つね
)
に正々堂々の大道に合せんことを欲し、絶えて
欹側
(
きそく
)
詭詖
(
きひ
)
の言を
為
(
な
)
さず
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
私たちは知を養い知を越える世界に進まねばならぬ。「無念」が往くべき吾々の
帰趣
(
きしゅ
)
である。美は知にも属せず、不知にも属しない。ただ無念の境にのみその故郷がある。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
帰
常用漢字
小2
部首:⼱
10画
趣
常用漢字
中学
部首:⾛
15画
“帰”で始まる語句
帰
帰途
帰依
帰宅
帰路
帰趨
帰来
帰洛
帰京
帰省