トップ
>
帆立貝
>
ほたてがい
ふりがな文庫
“
帆立貝
(
ほたてがい
)” の例文
そいつは、頼みもしないのに、俺達を
唆
(
そその
)
かして、おけらの足に糸をつけ、
玩具
(
おもちゃ
)
の車を引張らせる奴さ。
帆立貝
(
ほたてがい
)
の中に俺達を閉じ込めて、
宇宙
(
うちゅう
)
の真底を見せてくれない奴さ。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
海岸を歩けば、
帆立貝
(
ほたてがい
)
の
殻
(
から
)
が山の如く積んである。浅虫で食ったものゝ中で、帆立貝の柱の
天麩羅
(
てんぷら
)
はうまいものであった。海浜随処に
玫瑰
(
まいかい
)
の花が紫に咲き乱れて汐風に
香
(
かお
)
る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
(気分をかえて)えー斧足類は蛤に蜆に
牡蠣
(
かき
)
、あさり、あげまき、
帆立貝
(
ほたてがい
)
、赤貝、ばか貝。
新学期行進曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
まして、ここは海岸の事だから、
帆立貝
(
ほたてがい
)
のなかから生れたような子供だの、鯨の背中に乗って流れ着いて来たような、うっとりするほどロマンチックな子供も居るに違いないのだ。
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ここなる二ひらの
帆立貝
(
ほたてがい
)
のひとつは
藤紫
(
ふじむらさき
)
に白をぼかし、放射状にたてた幾十の帆柱は無数の
綺麗
(
きれい
)
な
鱗茸
(
りんじょう
)
をつらねて、今しも
迸
(
ほとばし
)
りいでた
曙
(
あけぼの
)
の光がいろいろの雲の層に
遮
(
さえぎ
)
られたようにみえる。
小品四つ
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
▼ もっと見る
照
(
て
)
り
晒
(
さ
)
らされて
帆立貝
(
ほたてがい
)
友に
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
“帆立貝(ホタテガイ)”の解説
ホタテガイ(帆立貝、学名:Mizuhopecten yessoensis)は、二枚貝綱- 翼形亜綱- イタヤガイ科のMizuhopecten 属に分類される軟体動物の一種(1種)。通称・ホタテ(帆立)。寒冷海洋性。
食用としても重要な貝類の一つ。
(出典:Wikipedia)
帆
常用漢字
中学
部首:⼱
6画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
貝
常用漢字
小1
部首:⾙
7画
“帆立”で始まる語句
帆立
帆立介次
帆立尻