“帆立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほたて50.0%
ほった50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
参る途中にも、鷹取、帆立ほたての国境の峠には、諸藩の兵が、もう二三千は固めておりました。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帆立ほたての貝鍋は手に入らぬので、まだやっていないが、充分出るでしょうといっていた。
貝鍋の歌 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
八五郎のガラッ八は、あわてて、ひざっ小僧を隠しました。柄にない狭い単衣ひとえ、尻をまくるには便利ですが、真面目に坐り直すと、帆立ほったじりにならなければ、どう工面をしても膝っ小僧がハミ出します。
ガラッ八はその後ろから、帆立ほったじりになってあおります。