布哇はわい)” の例文
クロートン(布哇はわい大戟科だいげきか植物譲葉ゆずりはの類)、ドラセナー(台湾およびヒリッピン産千年木せんねんぼくの類)、サンセビラ(台湾産虎尾蘭とらのおらんの類)
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
この人は彼地かのち有名の銀行家ビショップ氏の推薦により、特に布哇はわい出身の美術家を養成する目的で、この巴里ぱりの美術学校へ送られたのである。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)
稲荷坂というのは、もと布哇はわい公使の別荘の横手にあって、坂の中ほどに小さい稲荷のほこらがある。社頭から坂の両側に続いて桜が今を盛りと咲き乱れている。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
この人のいたは、日本でもたれか持っている人があるだろうが、中々なかなか巧いもので、ことに故郷の布哇はわいで有名な、かの噴火口の夜景が得意のものであった。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)
私がまだ巴里ぱり画生がせいをしていた時分は、一緒に部屋借りをしていたのは、布哇はわい生れの米国人であった。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)