巻納まきおさ)” の例文
押戴おしいたゞいて巻納まきおさめもう一盃いっぱい。と酒を飲みながら如何いかなることをかたくむらん、続けて三盃さんばいばかり飲みました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一通は手もとふるへて巻納まきおさめぬ、二通も同じく、三通さんつう四通しつう五六通ごろくつうより少し顔の色かはりて見えしが、八九十通はちくじつゝう十二通じうにつう、開らきては読み、よみてはらく、文字もんじは目にらぬか、入りてもよまぬか。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)