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巻向
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まきむく
ふりがな文庫
“
巻向
(
まきむく
)” の例文
旧字:
卷向
巻向
(
まきむく
)
は高い山だろう。山の
麓
(
ふもと
)
の
崖
(
がけ
)
に生えている小松にまで雪が降って来る、というので、巻向は
成程
(
なるほど
)
高い山だと感ずる気持がある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
人麿歌集にある歌で、「
児等
(
こら
)
が手を
巻向
(
まきむく
)
山は
常
(
つね
)
なれど過ぎにし人に行き
纏
(
ま
)
かめやも」(巻七・一二六八)と一しょに載っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
ぬばたまの
夜
(
よる
)
さり
来
(
く
)
れば
巻向
(
まきむく
)
の
川音
(
かはと
)
高
(
たか
)
しも
嵐
(
あらし
)
かも
疾
(
と
)
き 〔巻七・一一〇一〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“巻”で始まる語句
巻
巻煙草
巻莨
巻烟草
巻雲
巻紙
巻莨入
巻藁
巻舌
巻物