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巨鐘
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きょしょう
ふりがな文庫
“
巨鐘
(
きょしょう
)” の例文
浅草寺
(
あさくさでら
)
の
巨鐘
(
きょしょう
)
の声はいかにも
厳
(
おごそ
)
かにまたいかにも
穏
(
おだやか
)
に寝静まる大江戸の夜の空から空へと響き渡るのであった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
既にして
巨鐘
(
きょしょう
)
水にあり。晃、お百合と二人、晃は、
竜頭
(
りゅうず
)
に
頬杖
(
ほおづえ
)
つき、お百合は下に、水に
裳
(
もすそ
)
をひいて、うしろに反らして手を支き、打仰いで、
熟
(
じっ
)
と顔を見合せ
莞爾
(
にっこり
)
と笑む。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ツアールの
巨鐘
(
きょしょう
)
の
殷々
(
いんいん
)
たる響きをききながら、クレムリン宮殿附近の邸宅で数ヶ月を過した或日、ロダンさんからのお手紙で、あなたの健康のよくなり次第巴里に帰って貰いたい。
バルザックの寝巻姿
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
“巨鐘”の意味
《名詞》
大きな釣鐘。洪鐘。
(出典:Wiktionary)
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
鐘
常用漢字
中学
部首:⾦
20画
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石