山草やますげ)” の例文
という歌があるが、この中にある山草やますげはすなわち山菅やますげであろうといわれているが、このヤマスゲも万葉学者は麦門冬のヤマスゲと思っているでしょう。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
山河やまがは水陰みづかげふる山草やますげまずもいもがおもほゆるかも 〔巻十二・二八六二〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
烏玉ぬばたま黒髪山くろかみやま山草やますげ小雨こさめふりしき益益しくしくおもほゆ
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)