少時間すこしのま)” の例文
少時間すこしのまで早く物を煮得る鍋を、宝物に数えたり、秀郷の子孫に限り、陣中女房を召し仕わざる由を特書したので、くだんの竜宮入りの譚は、早鍋世に極めてまれに、また中古の欧州諸邦と等しく
與へて此寒このさぶいに御苦勞ごくらうなり此爐このろの火のぬくければしばらあたゝまりて行給ゆきたまへといふに寶澤は喜びさらば少時間すこしのまあたりて行んとやが圍爐裡端ゐろりばたへ寄て四方山よもやまはなしせしついで婆のいふやうは今年ことし幾歳いくつなるやと問ふに寶澤ははだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)