“罕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まれ87.0%
たま4.3%
4.3%
マレ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大抵は無愛想なような、人の善さそうな爺さん連で、若い顔はまれであるが、彼等は日が暮れると、各自の箱に錠を卸して帰ってしまう。
愛書癖 (新字新仮名) / 辰野隆(著)
暫く翻訳というものから遠ざかっていたので、フローベールやモーパッサンを訳しつつ、たまには翻訳も修業になってよいものだと思った。
銷夏漫筆 (新字新仮名) / 辰野隆(著)
そう思いながら、彼はさすがに人通りのれな日本堤の上を歩いていた。後から「ほい、ほいッ!」と威勢のいい懸声をしながら、桐油とうゆをかけた四つ手籠が一丁そばをり抜けて行く。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
ナホ 生涯ノ迂曲ト離反ニ吹キ荒サブ北北西 マレニハ気流ノ行方ノミ深ク明滅スル コノ全身ノグルリニ潜ンデ
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)