“少時焉”の読み方と例文
読み方割合
しばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば菓子屋、植木屋、吹屋、射的場の前には、今一客を止めず。吹屋のねえさんは吃驚びつくりした半身を店から出せば、筆屋の老翁おやぢは二三歩往來へ進み出て、共に引き行く人浪の趾を見送る事、少時焉しばしたり。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)