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小胆
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しょうたん
ふりがな文庫
“
小胆
(
しょうたん
)” の例文
旧字:
小膽
数頭の小荷駄の間にはさまって、道中馬の背に横乗りになっていた手ぬぐい
冠
(
かぶ
)
りの一人の女が、大の男どもの
小胆
(
しょうたん
)
な慌てざまを制しました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その上
小胆
(
しょうたん
)
で無分別で正直と来ているから、それほど厭でなくっても断りかねないのさ
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これは決して、余が
小胆
(
しょうたん
)
のあまり自ら進んでロイヤル・オーク号から降りたわけではなく、只今では、生きている人間は、全部
該艦
(
がいかん
)
から締め出しを食っているのだから誤解のないように。
沈没男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
昨日
(
きのう
)
の
小胆
(
しょうたん
)
であったことも、
月
(
つき
)
さえも
気味
(
きみ
)
悪
(
わる
)
く
見
(
み
)
たことも、
以前
(
いぜん
)
には
思
(
おも
)
いもしなかった
感情
(
かんじょう
)
や、
思想
(
しそう
)
を
有
(
あり
)
のままに
吐露
(
とろ
)
したこと、
即
(
すなわ
)
ち
哲学
(
てつがく
)
をしている
丁斑魚
(
めだか
)
の
不満足
(
ふまんぞく
)
のことを
云
(
い
)
うたことなども
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
胆
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
“小胆”で始まる語句
小胆者