“小旋風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうせんぷう50.0%
こつむじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それさ。それが今いった、小旋風しょうせんぷう柴進さいしんさまというこの土地の侠客お大尽。……あっ、もうおいでなすった。あのお馬の上のお方がそうだよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かたじけない」と、宋江はしばしうなじを垂れて——「どこといって、さし当りかくたるあてもないが、思いうかぶのは第一に滄州そうしゅうの名士、小旋風しょうせんぷう柴進さいしん
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無数な小旋風こつむじが人間を吹きころがして、堂のぐるりを駈けめぐり、そして堂内の人々がしずかに果す自決の一瞬ひとときを必死に守りぬいていたのであった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)