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小厮
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こもの
ふりがな文庫
“
小厮
(
こもの
)” の例文
「
奥田将監
(
おくだしょうげん
)
さまは、わたしの父の左門と同じ格式、其の将監さまの
小厮
(
こもの
)
であったおまえが、わたしをとらえて、なんと云うことだ、ああ嫌らしい」
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
すると大いに驚いた顔をして「何しろ内へお入り下さい」といい、もう
日暮
(
ひぐれ
)
でもございましたから店の
小厮
(
こもの
)
に店を
仕舞
(
しま
)
うように
吩付
(
いいつ
)
けて家へ入った。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
その間に
小厮
(
こもの
)
たちは舞台を行き過ぎてしまう。階段のところで侍僮、小厮たちに追いつく。チチアネルロは足を爪立てて歩み寄り、そっと幕を掲げて後方に入る。
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
陸
(
おか
)
の方から堰堤の上をどんどん駆けて来た者があった。普請役場の
小厮
(
こもの
)
に使っている
武次
(
たけじ
)
と云う
壮佼
(
わかいしゅ
)
であった。
海神に祈る
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
シンフォニイの最後の拍子に連れて、
序曲
(
プロロオグ
)
を唱う者登場する。そのうしろに
炬火
(
たいまつ
)
を
秉
(
と
)
る
小厮
(
こもの
)
たち。
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
▼ もっと見る
其の話はお岩の
産
(
さん
)
の手伝に雇入れた
小平
(
こへい
)
と云う
小厮
(
こもの
)
が民谷家の家伝のソウセイキと云う薬を
窃
(
ぬす
)
んで逃げたことであった。其の時
屏風
(
びょうぶ
)
の中から手が鳴った。宅悦は腰をあげた。
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「奥田の
小厮
(
こもの
)
の直助か、どうして此処へ」
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
厮
漢検1級
部首:⼚
14画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父