實心じつしん)” の例文
新字:実心
人は只實心じつしんを旨とし苟且かりそめにもいつはあざむく事勿れと然るを言行相反し私欲をたくましうなす者必ず其の身をほろぼすこと古今珍しからずと雖も人世の欲情よくじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もつて早立せし故萬一もしもの事でも有りしかと立たり居たりする體は實心じつしんとこそみえにけれやゝあつて申けるは病中にて難儀には候へども捨置すておかれねばすぐおしてもまかり出んと支度したく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)