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寒鴉
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かんあ
ふりがな文庫
“
寒鴉
(
かんあ
)” の例文
やがて、
黄昏
(
たそが
)
れの
寒鴉
(
かんあ
)
の声を聞きながら、範宴も、法隆寺へ帰って行った。そして、山門の外から本堂の
御扉
(
みとびら
)
を拝して、弟のために、祈念をこらした。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昔
(
むか
)
し
以太利
(
イタリー
)
の大家アンドレア・デル・サルトが言った事がある。画をかくなら何でも自然その物を写せ。天に
星辰
(
せいしん
)
あり。地に
露華
(
ろか
)
あり。飛ぶに
禽
(
とり
)
あり。走るに
獣
(
けもの
)
あり。池に金魚あり。
枯木
(
こぼく
)
に
寒鴉
(
かんあ
)
あり。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蕭々
(
しょうしょう
)
たる戦野の
死屍
(
しし
)
は、いたずらに、
寒鴉
(
かんあ
)
を歓ばすのみであった。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
鴉
漢検1級
部首:⿃
16画
“寒”で始まる語句
寒
寒気
寒氣
寒空
寒風
寒冷
寒々
寒竹
寒天
寒山拾得