トップ
>
寒威
>
かんい
ふりがな文庫
“
寒威
(
かんい
)” の例文
つれ/″\には
名
(
な
)
を
呼
(
よ
)
んで、
翼
(
つばさ
)
を
撫
(
な
)
でもし、
膝
(
ひざ
)
に
抱
(
だ
)
きもし、
頬
(
ほゝ
)
もあて、
夜
(
よる
)
は
衾
(
ふすま
)
に
懷
(
ふところ
)
を
開
(
ひら
)
いて、
暖
(
あたゝか
)
い
玉
(
たま
)
の
乳房
(
ちぶさ
)
の
間
(
あひだ
)
に
嘴
(
はし
)
を
置
(
お
)
かせて、すや/\と
寐
(
ね
)
ることさへあつたが、
一夜
(
あるよ
)
、
凄
(
すさま
)
じき
寒威
(
かんい
)
を
覺
(
おぼ
)
えた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
“寒威”で始まる語句
寒威惨