こま)” の例文
その微笑もなまめかしく身ぶりもなまめいていた。なか高のうりざね顔で、眉と眼のあいだが広く、きめのこまかな白い膚に、ふっくりとした唇が、なまなましいほど赤かった。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
眉も額の生えぎわもりこんであった。きめのこまかなひき緊った肌は、不断のていれのよさを思わせる、唇は乾いていた。眼は大きく眸子ひとみは澄んでいるが、人をそそるような悩ましげな光を帯びていた。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)