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寂然
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じゃくぜん
ふりがな文庫
“
寂然
(
じゃくぜん
)” の例文
しばらくすると、それが、みんな
人間
(
にんげん
)
の
目
(
め
)
になって
見
(
み
)
えるのでした。
寂然
(
じゃくぜん
)
として、ものこそいわないが、
永遠
(
えいえん
)
に
真実
(
しんじつ
)
と
正義
(
せいぎ
)
とを
求
(
もと
)
めている。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
寂然
(
じゃくぜん
)
は『
唯心房集
(
ゆいしんぼうしゅう
)
』に四十九首の創作
今様
(
いまよう
)
をのこしたし、鴨長明のこころみた『方丈記』の散文体は、明澄の理智を写すに適したはずであった。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
寂然
(
じゃくぜん
)
とした湖、林には鳥の声もきかず、ただ、
烈々
(
れつれつ
)
たる友情を乗せて水をかくかいの音が、さびしくひびくばかりである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
康治
(
こうじ
)
二年に出家して
寂超
(
じゃくちょう
)
といい、その次の兄
頼業
(
よりなり
)
は
近衛
(
このえ
)
天皇の
蔵人
(
くろうど
)
であったが、
久寿
(
きゅうじゅ
)
二年、帝崩御のとき出家して
寂然
(
じゃくぜん
)
といい、長兄は
為業
(
ためなり
)
といって
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
鵺
(
ぬえ
)
を
退治
(
たいじ
)
た伝説で有名な
源三位頼政
(
げんざんみよりまさ
)
、西行法師、
大原
(
おおはら
)
の三寂といわれた
寂超
(
じゃくちょう
)
・
寂然
(
じゃくぜん
)
・
寂念
(
じゃくねん
)
の三兄弟、『金葉集』を撰んだ源俊頼の子の歌林苑の
俊恵
(
しゅんえ
)
、少し若手では『方丈記』の
鴨長明
(
かものちょうめい
)
など
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
“寂然”の意味
《形容動詞》
ひっそりとして寂しいさま。静かなさま。
(出典:Wiktionary)
“寂然”の解説
寂然(じゃくせん/じゃくねん)は、平安時代後期の僧・貴族・歌人。俗名は藤原 頼業(ふじわら の よりなり)。藤原北家長良流、丹後守・藤原為忠の四男。官位は従五位下・壱岐守。(諸説あり不詳)
(出典:Wikipedia)
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“寂然”で始まる語句
寂然定