“宿鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねどり75.0%
ねとり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黯青あんせいに光る空。白く光る水。時々ポチヤンと音して、魚がはねる。水際みぎはの林では、宿鳥ねどりが物に驚いてがさがさ飛び出す。ブヨだか蚊だか小さな聲で唸つて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
黯青あんせいに光る空。白く光る水。時々ポチャンと音して、魚がはねる。水際みぎわの林では、宿鳥ねどりが物に驚いてがさがさ飛び出す。ブヨだか蚊だか小さな声でうなって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
さみしさ凄さはこればかりでもなくて、曲りくねッたさも悪徒らしい古木の洞穴うろにはふくろがあのこわらしい両眼で月をにらみながら宿鳥ねとりを引き裂いて生血なまちをぽたぽた……
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)