宸筆しんひつ)” の例文
 勅使は此家にかぢと申女る由此所へいだしませいと云るゝに彌々いよ/\仰天ぎやうてんしながら何事やらんと漸々やう/\連出しかば 勅使は其方は冥加みやうがかなひし者かな汝が詠歌えいか殿下でんかへ相聞え其上 當吟たうこんの 叡覽えいらんそなへられし所名歌めいかなりとて仙歌へ御くはへ遊ばされなほ又 叡感えいかんの餘り 御宸筆しんひつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)