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宰取
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さいとり
ふりがな文庫
“
宰取
(
さいとり
)” の例文
「ざまあ見ろ、
巫女
(
いちこ
)
の
宰取
(
さいとり
)
、
活
(
い
)
きた
兄哥
(
あにい
)
の魂が分るかい。へッ、」と肩をしゃくりながら、ぶらりと見物の
群
(
むれ
)
を離れた。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると側に立って居たのは左官の
宰取
(
さいとり
)
で、
筒袖
(
つつッぽ
)
の長い半纏を
片端折
(
かたはしおり
)
にして、
二重廻
(
ふたえまわ
)
りの三
尺
(
じゃく
)
を締め、洗い
晒
(
ざら
)
した
盲縞
(
めくらじま
)
の股引をたくし上げて、
跣足
(
はだし
)
で泥だらけの宰取棒を持って
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……洋服屋の
宰取
(
さいとり
)
の、あのセルの
前掛
(
まえかけ
)
で、頭の
禿
(
は
)
げたのが、ぬかろうものか、春暖相催し申候や否や、結構なお外套、ほこり落しは今のうち、と
引剥
(
ひきは
)
いで持って
行
(
ゆ
)
くと、今度は蝉の方で
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
宰
常用漢字
中学
部首:⼧
10画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“宰”で始まる語句
宰相
宰領
宰
宰我
宰予
宰相殿
宰領格
宰府
宰相君
宰八