のり)” の例文
まさしく九重ここのえ御階みはしに立ち匂い、彼の臣子一片の忠誠は、はしなくもこのありがたいのりに浴して、千載せんざい、国土とともにあるものとなった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとり空手むなでに、山姫やまびめのりをこそ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ひとり空手むなてに山姫ののりをこそ待て
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)