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宗服
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しゅうふく
ふりがな文庫
“
宗服
(
しゅうふく
)” の例文
ずっと後の、江戸時代のそれのように、その頃の薦僧には一定した
宗服
(
しゅうふく
)
もなかったし、
掛絡
(
から
)
や
袈裟
(
けさ
)
なども、あんな
美々
(
びび
)
しい
粧
(
よそお
)
いはしていなかった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鷺
(
さぎ
)
のように、ひとりの、うす
鼠色
(
ねずいろ
)
の
宗服
(
しゅうふく
)
を着た
虚無僧
(
こむそう
)
が、柳の下に
佇
(
たたず
)
んでいた。じいっと、水のながれを見つめていた。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鼠
(
ねずみ
)
木綿の
手甲脚絆
(
てっこうきゃはん
)
も、一瞬の
間
(
ま
)
に
解
(
と
)
きほぐし、斜めにかけた
袈裟掛絡
(
けさけらく
)
、胸に下げた
三衣袋
(
さんいぶくろ
)
、すべて手早くはずしてしまうと、次には
平絎
(
ひらぐけ
)
の帯、白の
宗服
(
しゅうふく
)
、そッくりそこへ脱ぎ捨てる。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宗
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“宗”で始まる語句
宗
宗家
宗旨
宗教
宗匠
宗矩
宗像
宗良
宗徒
宗祇