孤床こしょう)” の例文
次の間のとばりを引けば、当然、山僧が孤床こしょうの寝台は、五かい菩提ぼだいの夢、雲冷ややかなはずであるが、どうして、迦陵頻伽かりょうびんが刺繍ぬいふすま紅蓮ぐれん白蓮びゃくれん絵障屏えぶすまなまめかしく、巧雲は顔をたもとにくるんだまま
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)