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婦負
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ねい
ふりがな文庫
“
婦負
(
ねい
)” の例文
今申しました
紅殻入
(
べにがらいり
)
の紙は、越中
婦負
(
ねい
)
郡の
八尾
(
やつお
)
地方で作られます。土地では「
赤傘
(
あかがさ
)
の
相竹
(
あいたけ
)
」と呼びます。この町は和紙で誇るべきものを幾種か
有
(
も
)
ちます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
しかるに越中
婦負
(
ねい
)
郡
速星
(
はやほし
)
村大字麦島には字
梠場
(
ころば
)
という地名がある。梠の字をコロに宛てたのである。そのコロバもまた一つの「清ら庭」であろうかと考える。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ところが北国の方でも
婦負
(
ねい
)
・
射水
(
いみず
)
の二郡の境では、雀をノキバノオバサンなどという処があるのである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
私は同じものを富山県の
婦負
(
ねい
)
郡長岡村でも見ました。大樋のを
倣
(
なら
)
ったのに違いありません。金沢の特産としては金銀の「
箔
(
はく
)
」があります。裏町を歩くと時折
箔打
(
はくうち
)
の澄んだ音を耳に聞かれるでしょう。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
婦負
(
ねい
)
郡の或る村ではエレンナカというそうだが、是が少しばかりはヰロリと近い。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
中央の諸国ではこの語の使用は
夙
(
つと
)
に絶えたけれどもたとえば陸前
登米
(
とめ
)
郡
石森
(
いしのもり
)
村の大字加賀野、盛岡市の大字加賀野、越中
婦負
(
ねい
)
郡
細入
(
ほそいり
)
村大字加賀沢等、『地名辞書』に見ゆる多くのカガは
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
“婦”で始まる語句
婦人
婦
婦女
婦女子
婦人達
婦女等
婦人等
婦人服
婦長
婦道