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女主人公
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じょしゅじんこう
ふりがな文庫
“
女主人公
(
じょしゅじんこう
)” の例文
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
の熊野を
勤
(
つと
)
めた婦人は、このお腰元に
較
(
くら
)
べていたく
品形
(
しなかたち
)
が
劣
(
おと
)
っていたので、なぜあの
瓢箪
(
ひょうたん
)
のようなのがシテをする。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
保吉
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
は若い奥さんなのです。外交官の夫人なのです。勿論東京の
山
(
やま
)
の
手
(
て
)
の
邸宅
(
ていたく
)
に住んでいるのですね。
或恋愛小説
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
雪江さんが相手の
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
で、
紛紜
(
ごたごた
)
した挙句に
幾度
(
いくたび
)
となく姦淫するのを、あやふやな理想や人生観で
紛
(
まぎ
)
らかして、高尚めかしてすじり
捩
(
もじ
)
った物であったように記憶する。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
はマリアでなければクレオパトラじゃありませんか? しかし人生の女主人公は必ずしも貞女じゃないと同時に、必ずしもまた
婬婦
(
いんぷ
)
でもないのです。
或恋愛小説
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
とにかく西洋間さえあれば
好
(
い
)
いのです。その西洋間か、銀座通りか、音楽会かを第一回にするのですから。……しかし
妙子
(
たえこ
)
は——これは
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
の名前ですよ。
或恋愛小説
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
そこでその
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
と云うのが、いろいろ
数奇
(
さっき
)
な運命に
弄
(
もてあそ
)
ばれた結果だね。——
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかし、——保吉はまだ東西を論ぜず、近代の小説の
女主人公
(
じょしゅじんこう
)
に無条件の美人を見たことはない。作者は女性の描写になると、たいてい「彼女は美人ではない。しかし……」とか何とか
断
(
ことわ
)
っている。
お時儀
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
“女主人”で始まる語句
女主人