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大路
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たいろ
ふりがな文庫
“
大路
(
たいろ
)” の例文
これより
宮
(
みや
)
の
越
(
こし
)
驛に至る、
坦々
(
たん/\
)
砥
(
と
)
の如き
大路
(
たいろ
)
にして、木曾川は遠く開けたる左方の山の東麓を流れ、またその髣髴を得べからず。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「鎮台
大路
(
たいろ
)
へむかって、南側の官邸が、
劉
(
りゅう
)
文官のおうちで、もうすこし先の北側のおやしきが、武官の
花栄
(
かえい
)
閣下のおすまいでございますよ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大千世界を観ること
漸
(
ようや
)
くにして掌上の菓を視るが如くになり、未来は刻々に鮮やかに展じて、億万里程もただ一条の
大路
(
たいろ
)
の
砥
(
と
)
の如く通ずるを信ずるに至ったでもあったろう。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
上海
(
シャンハイ
)
の
大路
(
たいろ
)
小路
(
しょうろ
)
をうろうろしていたのである。
地軸作戦:――金博士シリーズ・9――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
數歩にして既にその舊道のいかに嶮に、
且
(
かつ
)
いかに荒廢に歸したるかを知りぬ。昔の
大路
(
たいろ
)
には
荊棘
(
けいきよく
)
深く茂りて、をり/\
横
(
よこたは
)
れる小溪には渡るべき橋すら無し。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
「はっ」と
恐懼
(
きょうく
)
してひき
退
(
さ
)
がり、即刻、官兵百人の先頭に立ち、馬上、
金鎧
(
きんがい
)
長剣の雄姿を風に吹かせて、夜どおし道をいそぎ、やがて清風
鎮
(
ちん
)
の鎮台
大路
(
たいろ
)
、劉高の公邸の前でまず馬をおりた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
大路
(
たいろ
)
をへだてて、弟の
文炳
(
ぶんぺい
)
の邸宅とは、すぐの
斜向
(
はすか
)
いです」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大路”の意味
《名詞》
幅の広い道。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“大路”で始まる語句
大路小路
大路面
大路真如堂