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大船
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おおぶね
ふりがな文庫
“
大船
(
おおぶね
)” の例文
「もう大丈夫。わしが——この名探偵長大辻がついている以上、何が来たってもう大丈夫だ。マリ子さん、どうぞ
大船
(
おおぶね
)
にのった気で安心なさい」
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
文「まア/\待て、決して短気な事をしては成らんぞ、今にも
大船
(
おおぶね
)
が通らぬとも限らぬ、又異国の船でも此の難儀を見れば助けてくれるは人情だ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ううむ、そうか、銚子にな……そこで
大船
(
おおぶね
)
を造っているのだな? ……なんのために造っているのだろう?」「莫大もない財産を、持ち運ぶためでございますよ」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
こうなればもう我々の家業は、うず潮に吸われた
大船
(
おおぶね
)
も同様、まっ
逆
(
さか
)
さまに
奈落
(
ならく
)
の底へ、落ちこむばかりなのでございます。するとある夜、——今でもこの
夜
(
よ
)
の事は忘れません。
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あの靄の
輪廓
(
りんかく
)
に取り巻かれている
辺
(
あたり
)
には、
大船
(
おおぶね
)
に乗って
風波
(
ふうは
)
を破って
行
(
ゆ
)
く大胆な
海国
(
かいこく
)
の民の住んでいる町々があるのだ。その
船人
(
ふなびと
)
はまだ船の
櫓
(
ろ
)
の
掻
(
か
)
き分けた事のない、沈黙の
潮
(
うしお
)
の上を船で渡るのだ。
痴人と死と
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
▼ もっと見る
「大丈夫だよ。おれがひきうけたからは、
大船
(
おおぶね
)
に乗った気でいるがいい」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「どこかで
大船
(
おおぶね
)
を造っているのさ」
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“大船”の解説
大船(おおふな)は、神奈川県鎌倉市の町丁、および広域地名である。
行政地名としては大船駅東側の大船一~六丁目および大字大船があるが、旧大船町域をはじめ、より広い範囲を大船と呼ぶこともある。
なお、大船駅構内は横浜市栄区にもまたがるが、同駅周辺で横浜市に含まれる地域については、「大船駅」または該当する地名の項目を参照のこと。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“大船”で始まる語句
大船渡
大船津
大船渠