“おおぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大船66.7%
和船11.1%
巨船11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文「まア/\待て、決して短気な事をしては成らんぞ、今にも大船おおぶねが通らぬとも限らぬ、又異国の船でも此の難儀を見れば助けてくれるは人情だ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
庭の眺めになるほどの距離にある相生橋から越中島の商船学校前には、避難して来ていた和船おおぶね幾艘いくそうも道路に座ってしまったほどで、帝都には珍らしい津波だった。
と、書いたくいが打ってある。ここでは今、十数そうの兵船が造られていた。新しい船底や肋骨ろっこつを組みかけた巨船おおぶねなぎさに沿って並列している。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
葭短不舸 あしみじかおおぶねさまたげず
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)